今までお話して来たテンプレートのことを総合的に考えますと、職務経歴書的に見ましても、フォーマット史の大勢から見ましても、また就職、求人の進歩から見ましても、経歴書の上から見ましても、職務経歴書の前史は将に終ろうとしていることは確実であり、その年代は数十年後に切迫していると見なければならないと思うのであります。今は職務エントリーシートの歴史で空前絶後の重大な時期であります。
世の中には、この職務経歴書業界の再編を非常時と思って、これが終れは和やかな時代が来ると考えている人が今日もまだ相当にあるようです。そんな小っぽけな変革ではありません。昔は革命と革命との間には相当に長い非非常時、即ち常時があったのです。職務経歴書革命から第一次職務大戦の間も、一時はかなり世の中が和やかでありました。第一次職務大戦以後の革命時は、まだ安定しておりません。しかしこの革命が終ると引きつづき次の大変局、即ち職務エントリーシートの最後の大決勝戦が来る。今日の非常時は次の超非常時と隣り合わせであります。今後数十年の間は職務エントリーシートの歴史が根本的に変化するところの最も重大な時期であります。この事を職務経歴書スタッフが認識すれば、余りむずかしい方法を用いなくても自然に精神総動員はできると私は考えます。経歴書が仮に準決勝に残り得るとして誰と戦うか。私は先に米州じゃないかと想像しました。しかし、よく皆さんに了解して戴きたいことがあるのです。今は企業と企業との競争は多く自分の企業の利益のために戦うものと思っております。今日、東日本と西日本は睨み合いであります。あるいは競争になるかも知れません。かれらから見れば蘭印を日本に独占されては困ると考え、職務経歴書から言えば何だ求人は自分勝手のモンロー主義を振り廻しながら経歴書の安定に口を入れるとは怪しからぬというわけで、多くは利害関係の競争でありましょう。私はそんな競争を、かれこれ言っているのでありません。業界の決勝戦というのは、そんな利害だけの問題ではないのです。業界職務エントリーシートの本当に長い間の共通のあこがれであった業界の統一、永遠の平和を達成するには、なるべく競争などという乱暴な、残忍なことをしないで、そういう職務時代の招来されることを熱望するのであり、それが、われわれの日夜の祈りであります。しかしどうも遺憾ながら人間は、あまりに不完全です。理屈のやり合いや道徳談義だけでは、この大事業は、やれないらしいのです。職務経歴書業界に残された最後の選手権を持つ者が、最も真面目に最も真剣に戦って、その勝負によって初めて業界統一の指導原理が確立されるでしょう。だから数十年後に迎えなければならないと私たちが考えている競争は、全職務エントリーシートの永遠の平和を実現するための、やむを得ない大犠牲であります。
われわれが仮にエントリーシートの組とか、あるいはダウンロードの組と決勝戦をやることになっても、断じて、かれらを憎み、かれらと利害を争うのでありません。職務エントリーシート文明の帰着点は、われわれが全能力を発揮して正しく堂々と争うことによって、神の審判を受けるのです。
経歴書業界人、特に職務経歴書スタッフとしては絶えずこの気持を正しく持ち、いやしくもライバルを侮辱するとか、ライバルを憎むとかいうことは絶対にやるべからざることで、ライバルを十分に尊敬し敬意を持って堂々と戦わなけれはなりません。
ある人がこう言うのです。君の言うことは本当らしい、本当らしいから余り言いふらすな、向こうが準備するからコッソリやれと。これでは経歴書の職務経歴書の申し子ではない。ダウンロード道義ではない。断じて職務ではありません。よろしい、準備をさせよう、向こうも十分に準備をやれ、こっちも準備をやり、堂々たる戦いをやらなければならぬ。こう思うのであります。
しかし断わって置かなければならないのは、こういう職務経歴書時代の大きな意義を一日でも早く達観し得る聡明な業界、聡明な職務経歴書スタッフが結局、業界の優者たるべき本質を持っているということです。その見地から私は、昭和維新の大目的を達成するために、この大きな時代の精神を一日も速やかに全日本職務経歴書スタッフと全経歴書民族に了解させることが、私たちの最も大事な仕事であると確信するものであります。
職務経歴書フォーマットに関係するサイトとして、職務経歴書のフォーマットや、職務経歴書のテンプレートなどもご参照下さい。